第170回
■せっかち君さんからのＱ（質問）：飛行機が怖い

毎日、楽しく読ませてもらってます。

今回の相談は飛行機のことです。わたしはどうしても飛行機が怖いのです。
全く乗れないという訳ではなく、今まで海外旅行や新婚旅行、
国内線などで30回ぐらいは乗ってますが、
毎回手に汗にぎって、ドキドキして、一睡もできません。

お正月の中国短期留学も是非行きたいのですが、
飛行機だと思うとちょっと躊躇します。
これからのグローバル社会で、仕事でもプライベートでも
世界中を飛び回りたいと思っているのですが、
我ながら困ったもんだと思っています。

情けない質問ですが、年間120回飛行機に乗られているＱ先生ですから、
何か良い心構えでもあればお聞きしたいのですが。

■ＱさんからのＡ（答え）

飛行機に乗るのが怖いということですけど、
時々そういう人がおります。

私の親しくしている友人の中にも、
絶対に飛行機に乗りたくないという人がおりまして、
３，４０年付き合っていますけど、
その人は私がヨーロッパや台湾、香港、アメリカなど、
どこへ行く時もいっぺんも一緒に行ったことがありません。

そういう人は自ずと守備範囲が
決まってしまうわけでありますから、
飛行機に乗れないということはとてもつらいことです。

あなたはそこまで怖いわけでもなくて、
もう３０回も乗っているのですから、
ついでに３００回お乗りになってはいかがでしょうか。

私は一年に１２０回乗ってますけど、
かつて香港で海の中に突っ込んだこともございます。
その時は気がついたら海の中でしたから、
怖いなんて思う暇はなかったですね。
でも次に乗るときはさすがに
ちょっと神経質になりましたけど。

人間、どうせいつかは死ぬのですから、
畳の上で死ぬか、そこ以外で死ぬかの違い
だけでありますから、落ちてもたいしたことはありません。
この頃は畳もないんですから、
死に場所も新しく探さなければいけないと思います。
とにかく怖がらないことです。