第195回
■筋肉さんからのQ(質問):中国のローン制度について

いつも、お昼休みに愛読させて頂いております。
私は、さいたま市で接骨院を営んでおります。

Q先生に刺激を受けた友人から紹介されて
最近、先生の本を読み漁っています。
モノの考え方、伝え方とても分かりやすく
非常に勉強になります。

私も「ハイハイQさん・・」で皆さんからの文章を読むにつれ
刺激されて、何かしたい!と言う気持ちが湧いてきました。

しかし、私の仕事はどちらかと言えば日本国内に限定される
仕事なので、グローバル化(少々大きく出ましたが)
を図るために、国外にでるより株を購入する勉強を始めました。
(「株の原則」を只今読んでいます。)

前置きが長くなりました。Q先生に質問があります。

中国では、ローンと言う制度があるのでしょうか?
私が、働き始めた時に欲しいものがあったら
やはり一括では購入できなかったので、ローンを組みました。
そうすれば、やる気もどんどん出てきて、仕事にもはりが
出てきたように思います。

また、その制度自体ないのであれば、出来ない理由も
ご教授頂けませんでしょうか。よろしくお願い致します。

追伸; 私の友人はQ先生の旅行に骨折しながらも参加し
そこでかけがえのない思い出を手に入れとても感激しておりました。


■QさんからのA(答え)

たいていの人は商売の根拠地が日本国内にあるわけですから
これからはコストの安いところに行かないと
商売ができないよと言われても、
それができる人は10人に1人もいないと思います。
頭を抱えているだけの人が多いんです。

そういう人でも、今までにある程度稼いだ金もありますから、
お金を銀行に持っていって利息なしでただ預けています。
自分は一生懸命働いて、稼いだお金は遊ばせているんです。
でも国内にはいい金儲けのチャンスはないし、
これからは海外投資をやることが多くなると思います。
そうすると好むと好まざるとに関わらず、
為替はどうなるのか、
よその国の通貨はどういう動きになるのかと
勉強しなければいけなくなるでしょう。

これからは当然中国経済に関心をお持ちになる人がふえます。
だから中国にローンはあるかという話になったのでしょうが、
少し前までは中国に住宅ローンはありませんでした。
私は何回も中国政府にローンを作らないと
マイホーム・ブームは起こらないよと提言して、
4〜5年くらい前から始まりました。
自分の家を買うお金は頭金さえあれば
後は銀行が貸してくれるということになって、
都会地で今急速に普及しております。

中国の金利も、昔に較べてだいぶん安くなりましたから、
かつて日本人が成長期に
自分の家を持つということができたように、
中国人もローンの恩恵を蒙る時代になりました。
外国人でも申請すればローンが組めるときいていますが、
投資のためにやるということだったら、
自分の持っているお金の範囲内でやるのが一番いいと思います。

それぞれの土地の気質もあれば、
不動産の動きも違いますので、
そういうことが理解できていないと、
借金してやっても大体授業料を
払うということが多いと思います。
中国投資で成功しようと思えば、
時間があるたびに中国へ行って、
いろんな人にあって話しを聞いて、
できるだけ自分の知識を増やしておくに
こしたことはありません。
失敗をおそれず、できるだけ失敗を最小にとどめるのが、
成功への道だと心得て下さい。


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