第240回
■あすかさんからのQ(質問):中国株の特性について

毎日楽しみに拝見しています。
中国株に投資し始めて2年になりますが
まだまだ分からない事が多く、勉強させて下さい。

これから多くの会社が決算発表になりますが、
その中で万科企業に目をつけ少し保有しています。
今期10割無償と約3%の配当が発表されましたが
その割りに株価は上がらず3月17日6.08香港ドルを底に
3月28日現在7.06香港ドルまで16%の上昇に留まっています。
10割り無償と言うことは
株価は単純に考えれば倍になっても良いと思いますが、
いかがでしょう?
また発表されてから買っても間に合うという事なんでしょうか?
それとも折込済みで知ったが終いと言うことなのでしょうか?
1部香港の証券会社では
万科企業の売りを勧めているという報告も見ています。
よろしくご教授下さい。


■QさんからのA(答え)

中国の株をおやりになっていておわかりの通り、
日本の株に比べれば中国の株はそんなに下がっておりません。
あなたがお買いになった万科企業は
最近、1対1の株で無償倍額増資を発表しましたから、
本当なら株価はワーッと上がっていいはずだと
おっしゃっていますが、株というものは知ったが終いで、
ニュースが発表されたところで
相場はだいたい終わりと考えた方がいいでしょう。

新聞にニュースが出たら
そこから相場が上がると思うのは間違いで、
激しく売り買いをする人は
そうなる前のところで売るというのが株なんです。
しかしそういうこととは無関係に、
会社に将来性があると思えば上がろうと下がろうと
ずっと株を持続するというやり方があります。

現に中国株の買い方には二通りあると思います。
先ず中国株の中にきちんと配当をしている会社は
それほど多くありません。
具合の悪いときでも配当がある会社はいい会社と言えます。
そういう会社の株を買って長期にわたって
じっと持っていることです。

もうひとつは、中国の株は成績が良かったり悪かったりするたびに
十倍に上がるかと思うと、十分の一まで下がるという
極端な動きをします。
ですから、下がっても絶対に潰れないという確信があれば、
そういう株を十分の一まで下がったところで買って、
十倍に上がったところで売るという、
投機的なやり方で儲ける方法です。

一人二役でやることももちろんできます。
でも性格的にバクチが好きな人と、
じっと辛抱できる人とありますから、
自分の性格にあったやり方をされるのがいいと思います。


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