第250回
■luckycatさんからのQ(質問):どう解釈すればいいの?

貴殿のホームページを拝見させていただきました。

現在、私は23歳で今年24歳になります。
私は、今現在、今までにこんなに悩んだ事が無いというくらい
悩んでいる事があります。
もしかしたら、自分の人生のうち
そんなに大きい事では無いのかもしれないのですが…。

現在、勤めている会社を退職しようと思い
「退職願」を出しました。
20歳の頃から、様々な会社を転々としていまして、
本当はこの様な事は良くないと頭ではわかっているのですが…。
そしたら、現在の勤め先の取締役の方に
「もっと、ゆっくり考えてみれば?」と言われ、
「退職願」を受理していただいたのですが、
会社にいて欲しいというような事を言われました。
私は、その様な事を言われた事がなく、
自分なりに考え、両親にも現状を話しました。
すると、父に、

「三顧の礼を尽くされて拒むは人の道にあらず」
「三畳で片付かない人は六畳でも片付かない」
「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」

上記の3つの言葉を告げられました。
私自身、初めて聞いた言葉だったので、インターネットで調べて、
貴殿のサイトにたどりつきました。

何となく意味はわかるのですが、
父が何を伝えたいのかがわかりませんでした。
ただ、思った事は今までの私の考え方と
ほぼ真逆の様な気がしました。
今は私はこの言葉をどの様な意味合いで
解釈すればいいのかわかりません。

邱さんはどの様に思われますか。
よろしければ、ご回答お願い致します。


■QさんからのA(答え)

年が23才だそうで無理もないと思いますけど、
先ず手紙の書き方から練習して頂かないといけないと思います。
「貴殿のホームページを拝見させていただきました」と
書いてありますけど、「貴殿」という言葉は
空々しい言葉でありまして、何の親しみもない人、
それも商売上の手紙を書くときに使う言葉です。
電話の掛け方、手紙の書き方などは
言ってみれば玄関口で人に会うようなものですから、
そういう時に人にいい印象を与えるためにも、
電話の掛け方、手紙の書き方を一から覚える必要があると思います。
そういったことで人に与える印象が違いますので、
どうか十分気をつけて下さい。

ご自分のお父さんから人間としての生き方についての
格言のようなものを渡されて、
その中にたまたま私が作った言葉が出てきたところをみますと
たぶんお宅のお父さんも私の読者なんじゃないかなと思います。
「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」というのは
私がいろんな人のやり方を見て、また自分を振り返ってみて、
一生懸命働いて貯金をしても
貯金で貯まるお金なんていうのは精々十両、
それに対してお金を増やす能力のある人は
その十倍も増やすことができます。
だから大金持ちになる人はたいてい
お金儲けの上手な人ということになります。
しかし人間はいつもうまく行くわけではありません。
うまく行かないときには思い切りが大切でありまして
これは金儲けをするよりもっとずっと難しい。
ですから見切った損が
儲けたお金の10倍というわけではありませんけど、
気持ちの上では10倍ぐらいのエネルギーがないと
駄目ということです。

しかし一生懸命世の中で金儲けをしても
最終的には欲のない人には敵いなせん。
欲のない人というのは自分のことよりも
世の中のことを考えてやるわけですから
結局はそういう人が一番、
世間から尊敬されるようになります。
但し、始めから無欲では駄目です。
そういうことを全部通り越した後で
無欲まで辿りついてはじめて万両の値打ちがあると言うことです。

私は自分の本を人にあげるときに、
何か文句を書くことがあります。
あるとき田中角栄さんにこれを書いてさしあげたら
見るなり「そうだ、そうだ」と何回も頷いていました。
田中角栄さんみたいに苦労してきた人には
ピンとくることなんですね。


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