第276回
■T.MさんからのQ(質問):電動工具メーカの将来性

某電動工具メーカーに勤務しています。
国内の業績はいまいちですが、海外は好調なようです。
しかしいつまでも海外で売れ続けるとも思えません。
中国への生産シフトも拡大してるようです。
電動工具メーカの将来性をどう思われますか?


■QさんからのA(答え)

電動工具を作っているメーカーで働いておられるようですが、
日本でも昔は、大工さんは一人前になるのに
3年も5年もかかることが珍しくありませんでした。
それが電気カンナを使えば
その日から仕事ができるようになるという時代に変わりました。
そのために、電動工具が熟練労働者にとって代わり、
電動工具の会社の株価が高くなるということが起りました。

いまの日本では家を建てたり、
内装をしたりする仕事そのものが少なくなってしまって、
電動工具の商売も難しくなってしまいました。
でも中国やアジアのほかの国々では
電動工具はこれから普及する段階に入ると
考えてよろしいと思います。
もし同じ仕事をやるんだったら
日本でやるよりはそちらへ行ってやったほうが
当然いいでしょうね。

いまお務めの会社がアジアへ進出してやるということでしたら、
それについて行って仕事をやればあまり心配はないでしょうね。
但し、自分でやるということになると、
経済の才能とか資金の問題とか、提携先との関係とか、
荷はかなり重いでしょうから、
かなり慎重に計画をたてる必要があります。


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