第374回
■ちゃんさんからのQ(質問):斬捨て御免!

また、あの日がやってくる。

1946年(昭和21年)2月17日、閻魔様が、
「預金封鎖と新円切替え」を宣言されたのだ。

急がないと、旧円は、ただの紙切れになってしまう。
村のみんなは大慌てで銀行に旧円を預けだした。
ところが集まった預金は封鎖され、
毎月の払い出しを生活費だけに制限されてしまったのだ。
そして、しばらくして、預金は斬捨てられたのでした。

その日が、もうすぐやってくる。どうしたものか?
外貨に替えるか、金で持つか、はたまた株にするか。
財産税?導入で20%か30%かまだわからないが、
もしかすると10億円が1億円になるかもしれない。

どうすれば、よいのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

戦争が終わった時に、
それこそ日本は亡国の危機にさらされておりましたから、
戦争中の無理がたたって猛烈なインフレになるのを防ぐために
預金封鎖をして新円に切り替えるということを強行しました。

いまの日本はそれとはかなり事情が違って
世界で一二を争う金持ちの国です。
その金持ちの国の政府がやり方を間違えて
少々具合が悪くなったからといって、
日本の政府が一方的に預金の封鎖ができる立場にはいないと思います。

ですからあなたの恐怖は妄想の上に立ったものだと思います。
これから当分の間も預金封鎖はないし、
もしいよいよピンチということになったら
たぶんそれよりも別のやり方を選ぶでしょう。
誰ひとり総理大臣になる人がいないということにならなければ、
そういうことにはならないと思います。
いま日本の国で総理大臣になりたい人は山ほどいますから
まだ大丈夫ですよ。


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