第404回
■NさんからのQ(質問):中国進出

先日先生の話を仕事関係の人から聞き、
私が考えている中国の参考に成ればと思い、
「なぜいま中国か」を読ませて頂き、
益々先生の事が知りたく成って来ました。

私の勤めている中小企業の会社は、
今年より中国に工場を作り始めておりますが、
どう考えても中国に騙されているとしか考えられない事が
多々出ています。
従業員が日本国内の苦しい市況の中で稼ぎ出した利益を、
世の中の流れだとか、コストダウンだとか、
訳もわからない人たちの話を聞いただけで、
市場調査も満足にせず中国に出で行く社長の人間性や、
経営指導力な無さにあきれ果て、
退社を考える日々を送っています。
これからの中国は戦後の日本の様に成って行くのでしょうか。
ビジネスチャンスは有るのでしょうか


■QさんからのA(答え)

いまお勤めになっておられる会社が
中国との合弁で工場を建てているのを見ていて、
見るに耐えなくて、会社も辞めてしまいたいという
気持ちになっているようですが、おっしゃる通り
中国に行って事業をやって失敗している人はたくさんおります。
大抵そういう人たちはよく調査もしないで、
また自分が現場に行って確かめもしないで、
すぐ人を信用してお金を出してしまう人たちです。

中国へ何回も行って下調べをして石橋を叩いてやるべきなのに、
行ったときに偶然にあたったガイドさんをすぐ信用して
その人に5000万円お金を預けて「これでやってくれ」
なんて言った人も私の知っている人の中にいます。
そういう目にあわないようにと考えて
「騙してもまだまだ騙せる日本人」という本を書いております。

もし、あまりにも目に余るようでしたら
私の本を買って、あなたの会社の社長さんに見せるのも
ひとつの方法かと思います。
でも社長からは憎まれて、首になるかもしれません。
そういうプロセスを経て、会社を辞めるのもひとつの方法です。


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2003年10月8日(水)

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