第439回
■北京人さんからのQ(質問):人民元切り上げについての疑問点

はじめまして、宜しくお願い致します。
最近は本当によく人民元切り上げについての
ニュースや質問をよくみかけますが、
日本にとって考えてみると、
中国の対日輸出の50%以上が
加工貿易によるものだと思われ、
為替レートの変動よりもむしろ加工賃を構成する
人件費等に影響されるのではと思います。
もし、人民元が切りあがれば中国人民の人件費は
上昇すると考えてもよろしいのでしょうか?
国際競争力を保つためにも人件費は
それほど上げたくないのでは・・・。どうなるのでしょうか!?


■QさんからのA(答え)

毎日のように人民元の切り上げの問題が
新聞に出ておりますけども、
アメリカが切り上げを要求するのに対して、
中国側はきわめて消極的な対応しかしておりません。

それは人民元が切り上がるとドルで表示された価格に対して
輸出商品の売値が安くなるわけですから、
中国側にとってはマイナスになります。
売り上げが減れば仕事が減る方向に作用します。
増えるんじゃありません。
人件費が上がるのは売り上げが増えて、
仕事が間に合わなくなるからです。
切り上げの場合はちょうどその逆の形で仕事が減るんです。
ですから人件費が上がる心配はありません。

日本の企業が人民元の切り上げに難色を示しているのは、
日本の企業も現地で生産をしているのが多くなり、
中国と同じ立場に置かれているからです。
切り上げによって人件費が上がる心配をしているのではなくて
仕事が減る心配をしているんです。

もちろん、中国の人件費が上がれば商売が難しくなるのは
かつて日本でそうだったのと同じです。
しかし、そこへ到達するまでには
日本と違って労働予備軍が後ろに何億人も控えておりますので、
それほど心配をする必要はございません。
もう少し先になってから心配しても間に合います。


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