第505回
■NさんからのQ(質問):長期のローンを組んでも平気?

不動産投資の将来についてお聞ききします。
今賃貸住宅に空きが増えてますが、
交通の便のいいところでも空いています。
少子化で需要が減ると思われますが、
長期のローンを組んでも大丈夫なんでしょうか?
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

日本の不動産は十何年下げ続けてきて、
もうこのあたりで止まるかなあと思うとまた下がる、
ということを繰り返しております。
でも、バブルの頃に較べればずいぶん安くなりましたし、
一頃に較べて不動産の利回りもよくなったと思います。
そういうのを見るとつい手が出て、
銀行へ行って金を借りようかと考えてしまいます。

確かに十年前に金を借りるよりは
いま金を借りるほうがずっと安全だと思います。
でも、借金を沢山抱えていると肩の荷も重いし、
万一なにか起きてしまった時に返せなくなると困りますので、
そういうことを見越して、無理のない線で決めるべきだと思います。
物件からの収入のほかに自分の収入も加えて
元利分はどんなことがあっても必ず払えるという範囲内で
借金をした方がいいでしょうね。

私も一頃はずいぶん銀行から金を借りてくれと言われましたけど
不動産から上がったお金で銀行の返済ができないのなら
困ったことになるとわかったので断わりました。
おかげで何とか助かったんです。
あの時代は値上りをすればたとえ利回りに乗らなくても、
ほかの人が買ってくれれば、その差額分儲かると
考える人が多かったんです。
それが災いしてその後四苦八苦する人が多かったんです。
借金は預金と違って災いの元となりますので、充分気を付けて下さい。


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