第507回
■AさんからのQ(質問):資産の通貨分散に関して

毎日拝見しております。
日めくりこよみの様に私の生活にとけ込んでおります。
さて、これまで豊かな生活のための倹約に努めてきました。
しかしながらかねてから
すべて「円」で持っていて良いのかという疑問があります。
為替差益を狙おうと言うわけではなく、総合的な購買力の担保です。
将来は子供が外国生まれなこともありいずれは海外に出すつもりですし、
外貨の利用価値も多少イメージはあるのですが、
どうしたものか考えあぐねています。
円は日本の相対的国力低下と共に、円だけで持っていると損だろう、
という単純な動機だけにどうも結論に至りません。

さしあたり、円は生活基盤なので十分残しつつ、
それ以外はドル、ユーロ、そして人民元は直接もてないですから
代替として中国株にそれぞれ一定の割合で
振り分けようかと思っています。
資産の通貨分散に関していかがお考えでしょうか?


■QさんからのA(答え)

金作りの第一歩は節約からです。
よく「どうやったらお金が貯まるんですか」と聞かれますから、
「使わなきゃ貯まりますよ」と答えてきました。
実際はそれがなかなか難しい。
世の中そんなにお金を儲けさせてくれないものなのです。
その中で金を貯めるということになりますと、
毎月必要なお金を払った残りを貯金するのではなくて、
貯金の方を先取りして、銀行、または郵便局に先に預けてしまう
天引預金からスタートすることになります。

少し貯まったお金をその後どうやって増やしていくかについては
それぞれの人の立場によって違います。
当然いまの時代は日本国内だけでものを見るのではなくて、
よその国も勘定に入れて考えるべきでしょう。
ただそれをやるためには
まとまったお金が貯まってからでないと意味がありません。

お金というものは小さく分ければ分けるほど力がなくなるものです。
少ないお金を小さく分けて、ユーロにしてドルにして人民元にして…
とやっていたらどこにお金があるのか見えなくなってしまいます。
ですから始めはそんなことを考えないで、
集中的に節約することからはじめるのがよろしいと思います。


←前回記事へ 2004年1月19日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ