第520回
■もやしさんからのQ(質問):新しい旋風

芥川賞についてお伺いいたします。
今回、賞を受賞された方々の中に
19歳20歳の二人の女性が選ばれました。
新聞、TVなどで「文学界の新しい旋風」などと評されていますが、
直木賞受賞の先生は、若いお二人の受賞について、
どのように思われますか?

私の勝手な意見では、いろいろな分野で
若いエネルギーが活躍できる時期を迎えたと、睨んでいるのですが。
それでは先生の目に止まれれば幸いです。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

私が直木賞をもらったのは、もう42年も前のことで、
その時に芥川賞をもらったのは石原慎太郎さんでした。
「太陽の季節」という本が大変問題になって、
審査員の先生方の中には反対する人もあったんですけど、
大体反対する人が多いほど話題性があるわけですから、
文芸春秋は大へん得をしました。

内規があるわけじゃありませんけど、
普通、直木賞というものはプロの人が受賞するもので、
芥川賞は1作でもいいから話題になり、新風をもたらすという作品が
受賞するというのが常識だったんです。
したがって直木賞をもらった人のほうが長く残って、
芥川賞の人はすぐ消えていなくなってしまうというのが
珍しくはなかったんです。
今はどちらかというと芥川賞、直木賞の区別はなくなっていますが、
まったく新しい、
しかも未成年の人が賞をもらったということは
それだけでかなり話題性があるんじゃないかと思います。

こんなことが起こるということは
世の中が激しく変化しているということでしょう。
小説というのは人間の感受性に訴える仕事ですから、
それだけでも面白いと思います。
私も、早速読んでみようと思っています。


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