第555回
■工藤秋生さんからのQ(質問):海外口座を作る人が増えていますが

二年ほど前から中国株をやるようになりました。
特に知識があった訳でもなく、書店に並んでいる書物を5冊程度読み、
ほとんど直感で中国株に大きく資金をシフトしました。
以前から中国という国には注目していたので躊躇はしませんでした。
タイミングが良かったというものあったと思います。
いくつかの波を乗り越え、
現時点ではその資産を倍以上にすることができております。
先生の著書からも背中を押されたので感謝しています。

さて、昨年より橘玲氏始め海外投資を楽しむ会の影響を少なからず受け、
香港に金融口座を開設しようと目論んでおります。
資産も300万円程度と小額でありますが、
コストを削減するメリットは
後々大きく響いてくるのかなと考えております。
笑われるかもしれませんが、私、旅券も所持しておらず、
金融知識も英語力も十分とは思えません。
そんな男がタックスヘイブンの真似事など
やらない方が良いと知人からは言われます。
最近、同じように海外に口座を開設する輩が増えていると聞きますが、
先生はこのような動きに対しどうお考えになりますか?


■QさんからのA(答え)

時代が大きく変わって、投資をする場合も
今は中国株の時代だということは言えると思います。
これが30年前だったら日本の株を買えばよろしいんであって、
別に日本の株だから、中国の株だからということではないと思います。

最近は中国株を香港に持ってきて上場することが増えておりますので、
こちらもお金を香港に持っていって中国株を買うことになるのでしょう。
個人としてはそれに慣れることが必要だと思うんです。
パスポートも持っていないで、お金だけ先に行かせるのではなくて、
自分が先へ行ってお金がその後について行く、
もしくは欲とお金と三人連れで行ってもいいんですけど、
そうでも間違えることは多いと思います。
旅費と時間が惜しいんではいけません。
ひとつのことを身につけるためには、
かなり授業料を払う必要があると覚悟して下さい。


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