第642回
■hattishiさんからのQ(質問):恒基中国と新世界中国

初めまして、いつも楽しく拝見させてもらっています。
邱先生のホームページや著書を読み
中国株に興味を持つようになりました。
先日、中国企業情報を購入し、
以前先生が取り上げられた恒基中国と新世界中国を見ていましたが、
どちらの企業も他の不動産業者と比べると
資産の額に比べて売上高がだいぶ少ないように思えます。
資産の内容もB株の万科企業などは流動資産がほとんどなのに対し、
恒基中国と新世界中国は流動資産が少ないようです。
これらはどういうことを意味しているのでしょうか?

また、以前も邱先生が書かれていた通り、
恒基中国も新世界中国も
純資産の額に比べて半額以下で売られていますが、
中国の不動産価格は
ピークからどれぐらい下がってしまったのでしょうか?
中国株についての情報が少ない中、
邱先生のホームページを大変ありがたくおもっています。
これからも末永くご教授をお願いします。


■QさんからのA(答え)

私が、中国は過剰流動性の時代に入るので、
そういう時代は必ず資産インフレになるから、
株と不動産に注目して下さいと言っております。
どちらもあがることは間違いないけれど、
株の方は上げ下げがはっきりしているし、
処分も簡単だからそっちがいいだろうと見ています。
現にいま、不動産がどれだけ手堅い動きをしているかは、
皆さん上海やら北京、あるいは広州に行って
現場をご覧になると判ります。
でも不動産というくらいですから、なかなか動いてくれません。
それをあなたは明日にでも動くと考えているとしたら
じりじりしてしまうでしょう。

あなたがおっしゃっている株は2つとも、
まだこれからの株だと思っています。
どう考えても理屈に合わないことがあれば、
必ず後で適正な位置に修正されるものです。
殊に不動産株はこれまでずっと低迷を続けて、
やっとピンチから抜け出すところですから、
いずれ株価もかなり動く時が必ずくると思います。
ただし、それがいつかというのは判りません。
株の儲けというのはほとんどが我慢料ですから、辛抱が大切ですね。


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