第659回
■独身の障害者さんからのQ(質問):病気と仕事

邱先生の愛読者にして、手帳のヘビーユーザーです。
さて、私は近年、心臓の大手術をしまして、
身体障害者に認定されました。
仕事をしながら、2週間に1回の通院と、
毎日のクスリの服用を欠かすことができません。
ついつい、行動力も気分も湿りがちです。

邱先生も、糖尿病を患っていると、著書に書かれています。
病気と人生、仕事と、どのように整理し、
考えていらっしゃるのでしょうか。


■QさんからのA(答え)

人間の身体というものは、元気な時はほとんど気になりませんので、
健康にはあまり気を配りません。
歯だって痛くなきゃ、歯の存在は判らないということです。
あなたの場合は痛い目にあって、
非常に神経質になっておられるのだろうと思うんです。

でもこれは、人間それぞれの宿命ですから、
出来るだけ苦しみを軽くする努力は必要ですけれども、
他の人の病気を肩代わりしてくれる人が居るわけではないし、
出来もしないことです。
したがって、そういう人がどうやって生きたらいいかということを
聞かれても返答に困りますね。

ただ、私に言えることは、
そういった目にあった時に、ちゃんと生活が出来るように
普段からお金の準備をしなさいということです。
それが出来ない人は、今の日本では国に頼るほかないと思います。
と言って、国がみんなを養ってくれるわけではございませんので、
思う通りにはいかないと思います。
私の場合は、病気と仲良くして共存共栄する。
自分の中に病気を持っているけど、その病気をなだめすかせて、
あんまり暴れないでくれ、と言ってなだめています。
なだめきれなくなった時に人生の終わりが来ると観念しています。


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