第710回
■ハルルさんからのQ(質問):競売物件について

いつも楽しみに拝見しています。
私は東京在住で脱サラ、起業してから2年が経過した者です。
起業の目的は、自分自身の所得を
勤労所得から不労所得に変えたいことでした。
2年間しゃにむに頑張って不動産を購入できる資金がたまり、
まずは勉強のため競売市場で小さなマンションの投資をしようと思い
物件を探しています。
いろんな物件を検討していてある疑問がわいてきました。

1) 競売市場にでてくる物件は、
自分が設定した利回り基準に達しない物件ばかり
(すでに消毒済みの物件ばかりなのではないか?)

2) 魅力のある物件は、競売市場に出てくる前に
誰かの手に渡ってしまっているのではないか?

3) もしそうだとしたら、銀行などの担当者が競売市場に出す前に
特定の会社や人物に売却してしまっているのではないか?

4) ということは、競売市場を探すより
銀行の債権管理担当者とのコネクションを探す方が
利口なのではないか?

そこで、私の上記疑問が
まんざら間違っていないかどうかについてのアドバイスと、
私のような初心者が現在の競売市場で投資物件を探すこと
=不労所得という魚をつるための釣り場所が間違っていないか、
についての邱さんの所感を教えていただけると助かります。
よろしくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

2年頑張ってマンションが買えるくらいお金が出来たのは何よりです。
でも、そのお金で不動産を買いたいと思った時に、
世の中で起こっていることに疑いを持ったのでは、
何も出来なくなるんじゃないでしょうか。
世の中のことは色々な目に遭いながら覚えるというのが当たり前で、
初めから完璧を期することは出来ません。

先ず、残り物しか世の中にはないと考えるのはどうかと思います。
株式市場だって、内部にいる人が一番よく知ってるんです。
それでも外にいる私たちが買うんですから、
ある物の中から選ぶのが人生なのです。
たとえ残り物でもちゃんと値上がりをする訳ですから、
実際に自分達がやれる範囲内で、
最善の努力をするのが成功への道なのです。


←前回記事へ 2004年8月9日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ