第793回
■M
さんからのQ(質問):中国株暴落のきっかけ

いつも拝見し、勉強させていただいています。
以前、ジム・ロジャース氏が「米国株は売り」
「日本株と中国株はホールド、しかし日本株については
 5年後にはすべて売却しているかもしれない」
「中国株は暴落の局面では買い」とコメントしていました。

中国株の暴落は、金利の上昇、ドルの下落(元の上昇)、
台湾との緊張など考えられますが、
先生は暴落が起こりうるとしたら
何がきっかけとなるとお考えでしょうか。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

このコラムの質問には
何回もジム・ロジャースという人が出てくるようですけども、
投機筋の先生の本を読む人って案外多いんですね。
私なんかは、そういう先生の言うことは
ほどほどに聞かなきゃといつも思っております。

本当にお金の儲かる人は、私も含めて株の話なんかしないんです。
世界一お金を儲ける人が
株の予想をしているのを聞いたことがありますか。
だから、そういう考え方もあるなあと
ほどほどに聞いてちょうどいいと思います。
むしろその人たちが
根拠として言っていることそのものが正しいかどうか、
そしてその人の物の見方が正しいかどうかというのを、
自分が批判するだけの力を持つようになることが
大切だと思います。

中国株にしても、色んな無数の条件のバランスした上に、
今の株価が出てきているわけですから、
それを動かす力がどう変わるのかというのは、
ご自分で考えればいいと思います。
自分だけ間違えたのではバカですが、
誰もが予想できないことが起ったら、私はあきらめます。
但し、そういう場合でも
危険をある程度分散することを私なら考えます。

俗に言うように、卵を運ぶのに一つのお盆で運ばずに、
三つのお盆で運べと言うことです。
一つずっこけても大丈夫なようにしておくというのが
大切なことですから
そうは言っても、三つのお盆に乗せるほど卵を持っていないのに、
それを三つに分けろと言ったって無理で、
一つの卵はやっぱり一つのお盆にしか乗りません。
そういう時はまだ年も若くて元気な時ですから、
もう一度はじめから出直す覚悟が必要です。


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