第802回
■ただぱん
さんからのQ(質問):動意の兆し

いつも、毎日ハイハイQさんを
楽しく且つ真剣に拝見させて頂いております。
今回丁度人民元の引き上げと中国株についての質問が
掲載されておりましたので、
私も質問をさせて頂こうと思いました。

色々なビジネス等を模索する中、
3年前からご縁があって中国株の売買をいたしております。
邱先生の本も随分参考にさせて頂いておりますが、
先日購入したその一冊に
「人民元の切り上げがあるとすれば、
 この10月位から中国株に動意が起きるでしょう」
ということが書いてありました。
5月の利上げ懸念からずっと下げていた香港市場ですが、
ここに来てかなり価格が持ち直してきております。
その理由付けとしては様々な論評がされておりますが、
G7後の中国トップの発言やその他の流れからして、
先生のおっしゃっていた「動意」の兆しなのではないのかと
数日前より、市場の上昇を見守っておりました。

この点、どうのように見ておられますでしょうか。
まだ、ちょっとそこまでは至っていないでしょうか。
ご意見を頂ければ幸いです。


■QさんからのA(答え)

株をやるというのは、
船で海の上を行くようなものですから、よく揺れます。
その揺れもきちんと規則的に来るものじゃなくて、
突然大揺れに揺れたり、
それがあっという間になおったりということの繰り返しです。

一番大切なことは
いつも思った通りに動くと考えるよりも、
危険の防止をするということが大切と思います。
基本的には流れには逆らえないですから、
どういう方向に動いているかということを
正しくキャッチするのがいいと思います。

たとえば、元の切り上げにしても、
いまのように中国にドンドン外貨が貯まれば、
必ず切り上げの時が来るし、
中国が切り上げを一生懸命避けているうちに
中国の貿易が赤字になるというのなら、
元の切り上げも消えてなくなりますが、
いまの所は中国に外貨が貯まる方向に動いていますから、
早いか遅いかの問題であって、
切り上げを避けることはできないと思います。

中国人の性格や中国の政府の考え方というのを考え合わせると
いっぺんに大きくドカッとくるのではなくて、
少しずつ寄ることになるので、
私は第1段階は香港ドルと同じレベルまで切り上げる、
そしてそれを何回も繰り返す、
というのが中国人のやり方じゃないかと思っております。
しかし、必ずそうなるかどうかは
事実が証明することで私にはなんとも言えません。


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