第831回
■やまちゃん
さんからのQ(質問):中国の民主主義化

このたび、ブッシュ大統領がアメリカの大統領選挙で再選されました。
再選の原動力はアメリカ世論の保守化であると言われております。
ブッシュ政権の行動原理を見ていると
「反民主主義政権をつぶしていく」という事のように思われます。

今のイラクの次は、北朝鮮、そして中国の民主主義化を
アメリカは見据えていると思われます。
これを、ブッシュならやるでしょう。

ですので、かつて、満州に投資をしていた日本が
敗戦によってその全てを失ったことのようなことが、
今、中国に投資をしても起こり得るのではないかと思えます。

上記はあくまでも私の見解ですが、
Q先生のご見解をお聞かせください。


■QさんからのA(答え)

世界が万年平和ということは先ずありません。
ひとつの問題が片付いたらまた次の問題が出てきます。
ちょうど皆さんがいつも楽しくやっていける訳ではないように、
ひとつ悩みが解決したら、また次の悩みが出てくるのと同じ
とお考えになったらいいと思います。

それと同じようにたとえばアメリカが戦争したからといって、
もちろんその影響はありますけども、
それで昔の満鉄の株を買ったみたいに
全部パーになるというわけではありません。
まして、いまは世界中がアメリカ一辺倒から
三国志みたいな形に変わっていく過程にありますので、
当然トラブルはあると思います。
こんな時に中国の株を買ってたら
駄目になってしまうんじゃないかと心配するようでしたら
お買いにならない方がいいと思います。

大抵のことはみな、危険が裏表になっているんです。
日本なら安全と思ったら大間違いで、
日本一の金持ちの人が
倒産しそうになるところまで来ているということは、
日本の不動産が10分の1になったということで、
日本の方が他所の国よりずっと不安定なんです。
ただ自分が知っているんでつい安心しているんですけど、
日本の国も、よく知らない外国も
似たようなものじゃないかと思います。


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