第946回
IさんからのQ(質問):田舎での商売

先生の発言を毎日読ませていただいてます。
商店街で婦人服の店をやってます。
娘が継ぎたいようですが、
将来だんだん難しくなってくると思いますので
私の代で終わりにしようかと考えている所です。

今は飲食以外あまりぱっとしないように思いますが、
これからもそうでしょうか?
田舎の商売で見込みのあるのは
どのようなものとお考えでしょうか?
いつまでもお元気で、ご活躍されますようお祈り申し上げます。


■QさんからのA(答え)

いまはグローバル化の時代ですから、
コストの安い所で物を作って
高く売れる所へ持っていって売るというのは
ごく自然の現象なんです。
それでもそれぞれの好みがありますから、
安い所で作ったら
みなが買ってくれるというわけではないと思います。
その辺のところが難しい所で
またそれだからこそ
日本にいて他所の国と違う物を作っても
ちゃんと買ってくれる人がいるのだと思うんです。

だけどこれだけ国境の壁が崩れ落ちてなくなってしまいますと、
日本みたいにコストの高いところでは、
私が見ていると仕事がなくなって
極端に言えば、三度のメシと年寄りの面倒を見るという仕事しか
残らないと思っています。

その中でどれが仕事になるかというのは、
その人がやれる仕事が
世の中に受け入れられるかどうかにかかっています。
そういう意味では洋服屋をやった方がいいか、どうかというよりも、
それをやれるだけの能力があるかどうかにかかっています。
娘さんが跡を継ぐか継がないかということも
たぶん親の思う通りにならないと考えた方が
被害が少なくて済むと思います。


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