第953回
■Y.T
さんからのQ(質問):張学良将軍

サンケイ出版(蒋介石秘録全15巻)を古書店で購入しました。
張学良将軍などの記事もあり、たいへん面白く、
また激動の時代であった事を
日本の反対側にいた人の記録として読みました。

台湾や中国では 現在蒋介石総統や張学良将軍を
どう評価しているのでしょうか。
また邱先生は張学良将軍と会った事があるのですか。


■QさんからのA(答え)

私は張学良さんには会ったことはありません。
私が台湾に帰った頃はまだ張学良さんはいたんですけど、
蒋介石に幽閉されて普通の人と会えなかったんです。
その後蒋介石が死んでから、
自由になった張学良さんはハワイに行ってしまいましたので
会うチャンスがありませんでした。

台湾で蒋介石がどのように考えられているかは、
お札を見ればわかります。
長いこと蒋介石がお札に出でてきましたけど、
最近は消えて行く方向にあります。
歴史には残ると思いますけど
台湾の人から大事にされるかということになると、
多分その反対だと思います。

人間としては蒋介石よりもむしろ
その息子の蒋経国の方が台湾の人には評価されています。
いまのような時代になることを予見して、
民主化に着手したのは
蒋経国の方がケ小平よりも一歩早かったからです。
それがいまの台湾と大陸とのひらきになっています。


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