第1013回
■ひろさん
からのQ(質問):広州、深センへの不動産投資

いつも楽しく拝見させて頂いています。
中国の不動産投資について教えて頂きたくメール差し上げました。

今、特に上海、北京の不動産について、
その高騰が伝えられていますが、
広州では、まだその様な動きは見えないようです。
国際商業都市「上海」、政治の中心「北京」といわれ、
広州、深センは、かなり前から開放政策により
高い成長率を誇っている所ですが、
不動産高騰の様な動きは見えません。
広州、深センは、中国の中でどの様な位置づけなのでしょうか?
また、広州、深センへの不動産投資は、
将来に向け有望でしょうか?
先生のお考えを教えて頂けると幸いです。


■QさんからのA(答え)

中国の不動産の値上がりは上海から始まっています。
私たちが上海で買った不動産は2年間で3倍にもなっています。
短期間にあんまり上がりすぎたんで、
政府が干渉するようになって、
マンションをローンで買った人は
ローンを全額払わないと販売を禁ずるという命令が出て
値を押さえにかかったので、
たちまち高値から3割下がっていると新聞に書いてございます。

次は北京に移るということですが、
北京はまだ始まったばかりです。
これからオリンピックも近づきますと、
街が汚れていたら困るというので、
新しいマンションの建築許可を出さないようです。
となると供給が減って需要は増える一方ですから、
これも新聞を見ると、北京の不動産が上昇を始めた、
と書いてございます。

経済が発展する順番から言えば
次は当然広東省に行くことになります。
いまだったら上海は北京の4倍ぐらいの値段で、
おそらく広州は北京のまだ半分ということじゃないかと思います。
こんな不合理なことがいつまで続くのか、
とあなたもお考えのようです。
私もそう考えております。
ですから、私は広東省を手がけている
不動産会社の株を買っております。
相当辛抱をしないといけないかも知れませんね。


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