第1060回
■山科区のTさん
からのQ(質問):中国株が暴落していますが…

いつも欠かさず拝見させて頂いています。
平成6年から中国株への投資をしています。
さて、昨年まで好業績の株については、
比較的堅調に推移していましたが、
最近では逆に「中国国際コンテナ」に象徴されるように、
好業績だった銘柄の方が下落幅が拡大しています。
対中関係の悪化、不動産投資への課税強化等
色々とマイナス要因は考えられますが、
やはり加熱していた中国経済がここに来て、
かなりの減速を強いられている
と理解いた方がよろしいのでしょうか?

ここが底かと思って買いを入れても、
さらに1/3位まで平気で垂直に下落する
中国株のことですから、付き合いかたには苦慮していますが、
取り敢えずいつでも出動できるよう
キャッシュポジションを高めてるところです。
今一度現状での中期的な中国株の見通しについて
ご教授願います。


■QさんからのA(答え)

いま中国の株が下火になっているのは間違いありません。
でもその中で値嵩の株の方が
下がっているということはございません。
例えば中国国際コンテナが半分以下の値段になったのは、
株配で1株が2株になったからであって、
その下がり方が権利落ちを大きく上回ったのは
大株主が株を売って
上場をやめるというデマがとんだからです。
デマだということがわかって株価はかなり戻しましたが、
そんなことに惑わされてはいけません。
一番重要なポイントは会社の業績と将来性です。

例えば、コンテナの関係ではコンテナをつくる会社も
コンテナを使って輸送する会社も、
また、そのコンテナの荷降ろしをする会社も大変な盛況です。
株価が高値を維持してきたのはそのせいです。
人民元が切り上がっても商売に変化がなければ
同じように高値を維持できると考えてよろしいでしょう。
いまの下げはそういうサイクルのところにいるのですから、
業績のいい順序に戻り足になると私は見ています。


←前回記事へ 2005年7月26日(火) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ