■QさんからのA(答え)
日本の資本主義は
極めて社会主義な色彩が濃厚であるということは、
例えば初任給をもらう人と会社の社長さんの給料が
7倍くらいしか違わないことを見てもわかります。
日本の会社の社長がもらうボーナスなんて
何千万円もらったらいい方ですが、
アメリカだったら10億ぐらいもらいますので全然違います。
給料だけでなく、株主に行くお金より
社員の方へ行く方がずっと多い国ですから、
日本の方が社会主義的ですね、と言っているのです。
日本の場合はそういう形になっても
生産を損なうような目にあわないですみましたが、
中国の共産主義の場合は分配にだけ力が入って、
生産が無視されたので、
結果的にみんなで貧乏することになってしまいました。
それが共産主義の欠点ですが、
その共産党も時と共に大きく変わりつつあります。
おそらく、次の若い人たちがトップに立つときには
また前と違う中国になっているでしょう。
そうしたことと大使館を壊したといったことは
あまり関係がありません。
そんな僅かなことが許せないなら、
親兄弟を殺された方はどうしたらよいのですか。
外交とは昔の貸し借りをどう清算するかということではなくて、
未来のことを考えて、もっと現実的に対策を考えることです、
感情だけが先に頭に来るようでしたら、
あなたは次の時代を生きて行けないと思います。
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