第1091回
■TMさん
からのQ(質問):よい医者に出会うには

妻は39歳なのですが歯が弱く、現在半分は義歯になっています。
ある日から顎が痛いと言い出したので、
歯医者に行って診断してもらい、
マウスピースを造り、夜間はそれをはめるようにと言われました。
しばらくは我慢できましたが、
ますます痛みが激しくなり、流動食を口にするのが精一杯になり、
専門医のいる某大学病院に行ったところ
レントゲンを撮っても異常がないため、
「精神的な問題であろう。
ここに来た患者でストレスが原因で同様な症例が多数あります」
と言われ、精神科のある病院に行くようにアドバイスを受けました。
患部に触れることもなかったそうです。

半年前、第二子が死産になったことが、
心の負担になっているのではないかと言うのです。
翌日、自宅近所の精神科がある個人病院に行ったところ、
診て貰うのに不安を感じるようなかなりの老医師は
触っただけで、「これは顎が外れていますよ。」と言って、
あっさり直してくれ直後には口も開けるようになりました。
現在は日に日に痛みが解消されているようで、安心しています。

メディアなどでも悪くない評価を受けている
歯医者、大学病院でした。(順天堂の横)
中医学事始め 第222回 「よい医者や病院を見つける方法」
読ませて頂きました。
しかし数をあたれば、
今回のように良い医者にあたるのでしょうが、
緊急の場合に距離があってはどうしようもありません。
妻、娘を守るためにも、
邱先生が現在定期検診を受けられておられる病院を
選択された経緯などを教えてください。


■QさんからのA(答え)

これからの社会は老齢化の方向に向っていますので、
病院に行く人の数は増える一方です。
その分だけ誤診も増えるといっていいでしょう。
病気のことでお医者さんから難しいことを言われた人には
「少なくともあと2,3人の違うお医者さんに見てもらいなさい」
と私はすすめています。

私の場合は漢方と西洋医学の両方に親しんでおりますので、
西洋医学からこうだと言われた場合も、
漢方のお医者さんに念のために聞きに行きます。
また、漢方のお医者さんから
どこが悪いですよと言われた時も、
西洋医学のお医者さんに最新の設備でよく調べてもらいます。
私の友達の中にはちゃんと医者にかかる人もいるんですけど、
全くかからない人も大ぜいいます。
どうしてかと聞くと
「病気がわからない時は何ともないけど、
わかったら途端に病気になっちゃうから」と言います。
その代わり、そういう人が病気になったらもう間に合わないんです。
そのままパッタリ死んでしまった友人を
今まで何人も見てきました。

私の場合は自分の体のどこが悪いか、
毎月かかっているお医者さんと
半年毎のドックで調べておりますから、
大体のことはわかっております。
スピードメーターを身体につけて
車を運転しているようなものです。
あまり速く走るとピーピーなってしまいますから、
結果としてはあまり無理をしないですみます。
いつもきついことを言うお医者さんに対しては
つい憎まれ口を叩いたりしますけど、
お医者さんのおかげで健康でいられることは事実です。


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