第1135回
■マサヒロさんからのQ(質問):中国の航空会社について

先生、いつもHPはかかさず楽しんで読ませてもらっております。
2003年に先生の中国旅行に参加させていただき、
色々と当時の中国に関する見聞を広めることができました。
その旅行の経験を踏まえて投資をしたペトロチャイナでは
予想通りの収益を上げることができました。

その後、そろそろ石油も下がる時がくるであろうし、
石油が高くても中国の航空需要はそれよりも強いであろう
(航空運賃への価格転嫁が可能であろう)ということで、
今年の春に南方航空の株を買いました。
けれども、石油が上がるにつれて
南方航空の株価はジリジリと下がってます。
ここまじっと我慢の時期なのでしょうか?
それとも、経営があまりよろしくないということで
損切をすべきなのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

石油が高くなるということで株をお買いになって
儲かったのならそれは何よりなんですけど、
もっと耳寄りな話はないかと航空会社に変えたとすれば、
これはとても頭が悪い発想ですね。

航空会社で株価が高い会社は世界中で一社もございません。
どうしてかと言うと、
SARSみたいなことが起っても、
飛行機に乗る人がいなくなるし、
石油が高くなっても商売に差し支えるし、
従業員にストをやられても困るし、
それから飛行機が落っこちたらもっと困るという商売なんです。
乗る人は年々増えるんですけど、利益は一向に上がらない
という大変な商売なんです。

ですからもう一度見直す必要があると思います。
飛行機は空高く飛びますけど、
株価はいつも低空飛行なんです。
そのことを頭に入れて考え直して下さい。


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