第1166回
■株太郎さんからのQ(質問):構造改革の前兆か千載一遇の売場か

こんにちは。
最近の日本株の上昇は目を見張るものがあります。
日本も構造改革による新しい流れに入ったと考えるべきでしょうか。
それとも今回の上昇は他資産に乗り換える
千載一遇の売場と考えるべきでしょうか。

バブルの前から持っている日本株。
ナンピンナンピンで90年代後半まで買い増して、
ようやく元本に戻ったところです。
新規の投資は中国株中心にしております。
いつのまにか外国株の資産が日本株のそれを上回ってしまいました。
しかし頭では理解しているつもりが
日本株を売り払ったお金で
中国株を買うというようには体がついていきませんでした。

投資にタラレバはないのですが、
日本株を90年代のはじめに売り切っていたらばなと
昔のことを思い出します。
そこでここが最後のチャンスか。分散投資のままか。
先生のご意見をいただきたいと思います。


■QさんからのA(答え)

日本人だとどうしたって日本を中心として物を考えます。
そもそもそこに根が生えているんですから、
根を切ってどこに行こうという話には
なかなかなれないと思うんです。
でも少しずつ国境の壁も崩れるし、
人間の行き来も自由になるし、
それより先にお金の方が走り回っているわけですから、
当然グローバル化時代の投資の仕方に
だんだん変わって行くと思います。

日本の方が安全だとか中国の方が安全だとか危ないとか、
そんな発想でやっている間は
まだあなたのように恐る恐るやることになります。
実はリスクは国によって起るんじゃなくて、
それぞれの投資対象によって起るんです。
そのことに気がつけば
どこの国でやっているということとは
あまり関係がないということです。

これはあなただけの問題でなくて、私の問題でもあります。
過去10年間振り返ってみて、
そのまま日本の株で持っていたのと、
その頃から中国の株に切りかえていたのでは
とても大きな差があったと痛感しています。
今後も当然同じことが起るわけですから、
今からでも遅くはありません。
中国株とは限らず、
世界中の優良株に目を付けるのが
これからの投資法だと思います。


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