第1182回
■みやさんからのQ(質問):中国株の持ち株の銘柄数について

邱先生のファンで昔から先生の著作をよく読んでおります。
さて、先生は以前日本株でのお話だったのですが、
持ち株は沢山持っていても目が届かず、
また利益も分散してしまうので
せいぜい五銘柄までが限度ですネ、
というお話で私もその教えを守ってきました。

ところが、中国株を8年前より始めたのですが、
現在香港H株が六銘柄、上海B株が四銘柄と
合計十銘柄に投資をしております。
これ以上持ち株を増やす予定はありませんが
中国株は、次から次に魅了的な会社が新規上場しています。
やはり持ち株は、先生の教えのとおり
絞り込んで五銘柄までに押さえたほうがよいのでしょうか。

よろしくご指導お願いします。


■QさんからのA(答え)

株で一番効率がいいのは、
一銘柄だけ買って、それが上がることです。
だけど、上がらなかった時には
完全にアウトになるわけですから、
卵は一つの盆に全部載せて歩くよりも、
三つや五つぐらいに分けた方がいいんじゃないか、
と言ったことがございます。
分けてやると、上手くいかなかったものもあるけど、
上手くいったもので補いも付くし慰めにもなる
ということだと思うんです。

私の所へ来た質問の中には、
「邱先生はそう言っておきながら、
もっとたくさん株を持っているようですね」
と言われたこともあります。
私の場合はいろんなことがわからないとダメだ、
という気持ちがあるので、
世の中の動きを知るためにたくさんの株を持っています。
株を持っているのと持っていないのとでは注意力が違いますので、
自然に増えてしまったということです。
私のやり方がいいということではございません。

ただやっている内に持っている銘柄は自然と増えてしまいますので、
どうすればいいかというと、
自分で自分に、
「やっぱりこのぐらいに絞らなくっちゃ」と言い聞かせて、
時々、どれを減らすかを考えたらいいと思います。

その場合の物差しの一つは
ある程度上がったら株を売って、
実際にお金を見てみるのもいいんじゃないかと思うことです。
もう一つは自分が買った株の中で
これは失敗だったなあという株を入れ替えることです。
元の値段に戻ってから入れ替えるなんてことを考えると、
なかなか売れなくて、
自分が買いたい株の方が先に上がっている、
ということによくぶつかります。
ですから株の売り買いをする時は、
自分がいくらで買ったかということはなるべく忘れて、
これから先どうなるかを中心として考えるのがいいと思います。


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