第1197回
■ウリさんからのQ(質問):状況を生かした中国投資法

Qさん、はじめまして。
現在、夫が湖南省に単身赴任中で、
日本の会社からの給料は
日本の銀行とシティバンクに2分割されて振り込まれます。
夫はあちらでシティバンクから必要な分を元で引き出し、
生活費としています。
とてもやさしい夫で、お給料は日本の方にたくさん振り込まれ、
自分はお小遣い程度で良いと小額です。

私は日本から中国株を買うために
日本の証券会社に口座を作り取引しようと思うのですが、
円→香港ドル→元でお金が往復するのは手数料がもったいないし、
Qさんも国際投資をする場合、
一々、円に戻さないで良いと書いていらっしゃいます。
夫は今のところあまり中国での株式投資に興味がなく
(日本での株式投資で懲りているようで)、
私が「元を貯めておけば」とか
「マンション買ったら」などと言っても、
円に換金するのに色々規制があるとかで、
お給料も必要最低限を元で引き出し、
使わない分はなるべくそのまま円で残しているようです。

折角、夫が中国に住んでいるのに
何だか上手くお金を動かせていないような気がしています。
このような状況を最大限に生かして、
中国に投資をする方法を教えていただけないでしょうか?
夫に中国の銀行と証券会社に口座を作ってもらって、
あちらで株式運用してもらうとすると、
本土のA株も購入できるのでしょうか。
また、赴任期間は3年ほどで、住宅ローンも残っているので、
適当なところで円にもいくらか戻したいと思っています。
元で資産を作ったものを、
手数料のみで数年後に円に換金できるのでしょうか。
6ヶ月以内に円に戻さなければいけない、
と書かれているものもありましたが。
どうぞよろしくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

ご主人が中国にいながら
中国の経済の発展を信用できないようでしたら、
中国に投資をするのは
おやめになった方がいいんじゃないでしょうか。
少しやっているうちに、
やっぱりこの次は中国の経済が発展する番だなあ
ということになれば
同じお金を投じて中国株を買うのには賛成です。
よその国へ行っても
自分の国に帰ることばかりを考えている人では、
そこの国では仕事はできないと思います。

もし中国の経済の発展というものを確信できるようだったら、
ご主人は日本の非居住者ですから
中国の証券会社か香港の証券会社で売買をすることができます。
奥さんが日本にいて
お金をあっちに換えたりこっちに換えたりするのでは、
高い手数料を取られます。
香港の場合は1ドルでたったの10銭です。
ですから金を動かしたりするのは香港でやる方がいいし、
またそういうことに慣れることがグローバル化だと
お考えになって下さい。


←前回記事へ 2005年12月10日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ