第1245回
■小豆さんからのQ(質問):父を説得するには

キュウ先生のホームページから
様々な分野の先生方のコラムも拝見するようになりました。
世界を見渡す眼力を持つ先生に、
こんな小さな質問は失礼ではないかと思いますが、
恥を忍んでお聞きします。
父がガンになり、関根先生の著書も数冊買わせて頂き
豊岡憲次先生の技術の高さ、優しさを現実に体験し、
どうしても漢方薬を併用してもらいたいと考えますが、
父は、末っ子の私の言うことなど、聞いてくれません。
何年かかっても説得を続けるつもりですが、
今のままでは残された時間が短すぎるようです。

豊岡先生の病院や中国の王先生の病院に行けるほどのお金も、
なんとか用意したのですが、
どうしたら、頼りない末っ子の意見を聞いてもらえるでしょうか?
彼はほんの少しの怖さから
医学書を読まないでいるようにも感じます。


■QさんからのA(答え)

世の中には自分の病気に対してよく知っている方がいい
と考える人と、
知ったら怖いから知らないことにすれば元気で生きられる
と思う人と両方あるんです。
私の友達の中にも病気とわかったら
生きている気がしなくなるから
ずっとお医者に行かなかった人がおりました。
その代わりいっぺん病気になったら
二度と帰ってこなくなってしまいました。

私の場合は1年に2回ずつ必ず人間ドックに行っております。
ですから自分の体のどこに具合の悪い所があるか
大体わかっております。
その代わり、
身体にスピードメーターをつけて走っているようなもので
すぐピーピーと鳴りますから、
思わずスピードを落としてしまいます。
でもその分だけ逆に長生きをして
頭がボケてもまだ生きているのも心配ですね。

あなたのお父さんのように
真実に直面することに億劫な人をくどくことは
子供さんでは無理だと思います。
どうしても言うことを聞いてもらいたいということだったら、
お父さんが言うことを聞く人に頼んで、
その人に言ってもらうことです。
でも言うことを聞かない親父は
あなたの手に負えないわけですから、
じっと我慢して死んでしまっても仕方ないでしょうね。
それも親孝行の一つの形ですから。


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