第1275回
■野洲高校サッカー部ファンさんからのQ(質問):今年のB株は?

先生!本年も御指南のほどよろしくお願いします。
さて、久々に上海B株が急騰しています。
全体的な上昇としては2001年以来でしょうか?
これまで、B株にはほとほと手をやいておりまして、
比較的最近では中国国際コンテナの
想定外?の急落に手痛い目に遭っております。
また、B株には業績の芳しくない企業も多く、
現状でホールドしているのは、
上海振華港口機械ぐらいなものです。

急騰後には、必ずそれまでの上昇分を掻き消して余りある
急落を繰り返してきたB株。
先生が予てより推奨なさっておられる、
オルドスやピルキントン硝子等、
今年のB株は投資家の期待に報いてくれるでしょうか?


■QさんからのA(答え)

今外国人が投資出来る中国株は、
上海B株、深センB株、
香港に上場されているH株、レッドチップですけども、
その中でB株はどちらも、
中国がまだ国にほとんど外貨がなくて、
外国から設備やら原料を買うときに必要な外貨は自分で調達しろ、
ということで始まったものなんです。
ですから時代がこれだけ変われば
B株の必要性はなくなりました。
ただ制度として残っているから、
いずれ一つになることは時間の問題と見ています。

お持ちになってる株の中の一つは
生産過剰とかで、
十何ドルもしてた株が半分に下がりましたが、
私は半分になった所を買いました。
一番高値でお買いになった人は困りますけども、
少し前から持ってるんだったら、
何回も何回も増資をしていますから、
今の値段でもソンはしていない筈です。
原則はB株とかH株とかいうことではなくて、
成長する企業であるかどうかです。

上海B株の中で言えば
エルドスとかピルキントンは、
恐らく今後上場廃止してA株と一緒になっても、
将来性のある会社の一つだし、
また利回りからいっても
その値段で買って5%前後の利回りはありますから
長期に持ってても採算にあうんじゃないかと考えています。


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