中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1403回
夢見る青年・6さんからのQ(質問):アメリカ市場の香港への影響

こんにちは、先生にはいつも貴重な回答とご意見を頂きまして、
有り難うございます。
さて、今回の質問なのですが、
アメリカの金利上昇に合わせ、
香港でも金利が少しずつ上がっており、
その影響もあってか、アメリカ株式市場では、
ダウ最高値を前に不安定な相場が続いていますが、
香港市場にもこれから大きな影響が出て来るのでしょうか?

香港、中国には以前より投資していますが、
やはり、公定歩合は新興国の株式市場でも
重要な指標の1つなのでしょうか?
ご指南のほど、よろしくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

今回の株の値下がりは
アメリカの金利の引き上げが一つのきっかけになっております。
アメリカ国内の物価を見ていて、
この調子ですすむとインフレになりそうなので
大きな投資を控えさせるという意味で
金利を上げたんだと思います。
その影響がヨーロッパから日本、台湾まで及んでおりますけど、
大陸の方は直接つながっておりませんので影響は少ないようです。
しかし、必ずしも理論通りに動くわけではございませんので
あまり雑誌に載っているような解説の通りに
物事を解釈しない方が
自分が将来株をやる時に役に立つんじゃないかと思います。

自分のお金で買う株はダウ平均を買うわけじゃありません。
その中の一つや二つの株を買うだけですから、
その株が全体の動きとまったく違う動きになることもあります。
私は株をやる人はダウ平均を気にするなといつも言っております。
ダウ平均が一時的にどういう影響を与えるにしても、
基本的に今後も成長を続けるなら値が上がるし、
反対ならば値が下がります。
ですから株をやる人は
株式指数や公定歩合を常識としてわかる必要はありますけども、
あまり気にしない方がよろしいんじゃないでしょうか。


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2006年7月4日(火)

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