中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1453回
ポカラポカさんからのQ(質問):ヘッジファンドへの投資

先生のお答えを毎日楽しんで読ませていただいております。
私の投資の基本は60歳セミリタイアに向けての
財産確保にあります。
60歳から妻と2人で海外でロングステイを計画しております。
東南アジアを主にステイしていこうと夢見ております。
そのために株はもちろんいろいろなものに投資しておりますが、
最近、一部を投資会社の
マンの米ドル建ケイマン籍オープンエンド契約型外国投資信託に
お金を預けております。

三菱UFJ証券が販売している
「マン・AHL・エンハンスト・ストラテジーズ
償還時元本確保型ファンド」などで
元本は確保される小口のヘッジファンドです。
だいたい1年間で15〜20%くらいのパフォーマンスです。
こういったヘッジファンドに投資するにあたってのご意見を
先生からいただけないかと思いメールいたしました。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

いまは世界中に人のお金を預かって
投資をする商売が制度化されて、それなりに普及しています。
例えば投資信託みたいなところは、
できるだけいい業績をあげて
もっと多くのお金を集めることが目標ですけども、
私は自分の責任でそれをやる方を選びますので、
投資信託を買ったこともありませんし、
国債を買ったこともありません。

そういう専門家をあまり信用しません。
どうしてかと言うと
大体そういう人たちは皆大事を取りますので、
株が大暴落したときは嵐が過ぎるまで窓を閉めて、
鎧戸もしっかり下ろして、布団をかぶって寝ています、
私は嵐の時こそチャンスだと思って、
大雨の中を飛び出していく性格なんです。
ですからそういう人たちとは考え方が違うわけで、
人のお金を預かっている人が、
よそ様のお金を増やす才能があると考える方が
甘すぎると思っております。

そうは言っても何も知らない人が、
じゃあ自分でやれと言われても困るわけですから、
人のやることに
いちいちイチャモンつけることはしませんけども、
出来るならば自分で勉強して、
自分の責任で自分のお金を増やすなり減らすなりやった方が
納得が行くんじゃないかと思います。


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2006年8月23日(水)

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