中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1581回
マイホームダッドさんからのQ(質問):親としてできること

Q先生はじめまして。
いつも楽しく拝見しております。
うちの子は今年、中学受験をいたします。
まだまだ幼い小学生が毎日毎日遅くまで頑張っている姿を見ていると、
何かしら可哀想な気さえしてくるのですが、
その反面子供の適応力の高さというか
秘めた可能性にはびっくりさせられます。
いつのまにかこんなことまでできるようになっているのかと
感嘆することもしばしばです。

私自身は本人がやる気をもっている間はどんどん勉強させて、
吸収できる知識はどんどん吸収させてやるのが
親としてできることかと思っているのですが、
先生の教育に対するお考えをお聞かせできればと思います。


■QさんからのA(答え)

このごろは教育の問題で、
新聞や雑誌が随分ガタガタ言っております。
日本人はいい学校に行かせるのが親の考え方で、
いい学校さえ出せば一生がうまくいく
と思っている人が多いようです。
でもウチのカミさんなんか香港の人ですから、
子供が学校やめたいと言った時は、
「あ、そう。じゃあやめなさい」と言って
私の方がビックリしたことがあります。

やっぱり子供の教育は、
基本的に親がやるものだと私は思っております。
そのために一番必要なことは、
社会に出てからお金のことがキチンとしてないとダメだ、
と私は思っています。
そういうことを書いた私の「子育てはお金の教育から」という本は
ベストセラーになったことがあります。

うちの教育基本法は二条しかありません。
一条目はお金のことで人に迷惑をかけないこと、
二条目はあの家の子供は礼儀知らずだと言われないようにすること、
その他、自分の家のメシは食わないのに、
他所の家でおかわりするのは一向に構いません。
でもたったそれだけのことも
ちゃんとやってない家も多いわけですから、
一ぺん私の本も読んで見て下さい。
でもうちの子供が立派に育ったという自信がありませんので、
どうぞそのお積りで。


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2006年12月29日(金)

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