中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1698回
小説家志望さんからのQ(質問):小説の極意

Q先生 はじめまして
私は小説家志望です。
現在はケータイで小説を少しですが発表しています。
(恥ずかしいのでここでは紹介しません)
もっと腕を磨いて
将来は小説家でデビューできたらと妄想しています。

そこで直木賞作家であるQ先生にお聞きしたいのですが、
小説を書く上で何か作法と言うか、
「こうした方がいい」というルールのような物はありますでしょうか。
先生が常々おっしゃっている
「わかりやすい文章」は小説にも当てはまることでしょうか。

才能が一番物を言うことはわかっておりますが、
勉強できる技術を身につけることで
少しでも自分の文章の質が良くなればいいなと思っています。


■QさんからのA(答え)

小説の書き方にしても
その時代時代の流行り廃りがありますので、
昔の人が考えていることがそのまま通用するとは思えません。
筆一本で(いまは手で叩くんでしょうけど)
メシを食おうなんていう、ずうずうしい考え方なんですから、
そんなに簡単にできると思ったら間違いです。

日本で文学の雑誌を読みたがる人は
全部合わせても10万人くらいです。
そのなかで筆一本で食べられる人は100人ぐらいです。
1000分の1の確率です。
どうやったらそれが可能か、私に聞くより自分で試して見ることです。

とても難しいと思いますが、上手くいったら私にもきかせて下さい。


←前回記事へ

2007年4月25日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ