中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1714回
パソコンきんさんからのQ(質問):日本経済の解説書

いつも有益な情報をご提供頂き、感謝に絶えません。
以前「株の売り時がわからない」と質問させていただいた者ですが、
お陰様で80万足らずで購入した万科企業を
去年320万超で売ることができました。
この1年も小額ですが順調です。

ところで、昨日・今日と先生が述べられている
「資産インフレで株や不動産が10倍になる」
「輸出が困難になり、生活費も上昇する」
という点を理解するのに適当な
「日本経済のバブル崩壊まで」の解説書などを
お教えいただけませんでしょうか。

「日本の二の舞いになる」とおっしゃられますが、
恥ずかしながら日本経済がたどった道を詳しくは知りませんので
勉強したく存じます。
インターネットで検索して見つけた本は購入しますが、
株との関連が記述されているのかわかりませんので。
素人判断では、輸出関連株が苦しくなり、
不動産株や消費関連株にシフトしていけばよいのかな
ぐらいしかわかりません。
よろしくご教示賜りたくお願い申し上げます。
末尾ながら、先生のご長寿を心よりお祈り申し上げます。


■QさんからのA(答え)

日本が資産インフレになった時に
その対策を一番間違えた人は時の宮沢総理と三重野日銀総裁です。
本当なら日本円の切り上げを早くやってバランスを取れば、
日本国内の資産もそんなに高くならないで済んだんです。
でも高くなってから「これは大変だ」と金融引締めをしたので、
アメリカの経済学者の中には、
「人を轢いた、大変だと言って、
もう一ぺんバックに入れて2回轢いている」と評しております。

その頃
「土地や株がものすごく高くなるのはいいことではないけど、
一ぺん高くなったところをおさえ込んだら
高いところで買った人たちがお金が払えなくなって、もっと大変だよ」
と私は何べんも本に書きました。
でも、誰も聞く耳がなくて、
プロの経済の人さえ、土地の値段を下げろの一本槍でした。
おかげで銀行も潰れれば、多くの会社も潰れるということが続いて、
後片付けに18年もかかってしまったのです。

その頃私は一貫して政府の政策に批判的でしたから、
その頃に書いた私の本をお読みいただけると、
大体の輪郭はおわかりいただけると思います。


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2007年5月11日(金)

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