中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1728回
チャントさんからのQ(質問):中国株の株価下落要因

先生の人生観、行動力、大局的な視点など大変尊敬しております。
中国本土株式市場の株価下落要因についてお伺いいたします。

中国A株の上昇が続いていますが、
金融当局としても急激な上昇はしないように、
且つ今回の上昇相場が始まる前の数年にわたるような
下落相場とならないようにしたいんだろうと思います。
そして現在の中国の経済成長率、外貨準備高の増加、
政治信用リスクの低下など
株価下落基調化の要因となり得るきっかけは小さいと思います。
97年のアジア通貨危機のようなことがおこる可能性は
小さいと思います。

そんな中で、敢えてお伺いしたいのですが
前回の下落相場の再現があるとするならば、
それは米国株式市場の動向なのか、
中国国内の金利の過度な上昇なのか、
中国人個人投資家の大衆としての心理なのか、
不動産や株式に対する税制なのか、
その他の何が考えられるのか。
先生はどのようにお考えなのかお伺いしたく存じます。
どうぞよろしくおねがいいたします。
最後に今後も先生のご活躍を心からお祈り申し上げます。


■QさんからのA(答え)

いま中国が置かれている立場は
1980年代日本の輸出がものすごくふえて、
その結果国内で日本円がものすごい勢いでふえた状態に似ています。
あの時も日本にとっては初めてのことでしたけど、
今度は正しい対策に失敗した日本の前例を見ていますから、
中国政府もかなり真青になっています。

ですから考えられるだけのいろんな手を打っています。
ローンを組んでマンションを買うのも制限しています。
買った物を2年以内に売ったら税金を取るとか、
外国人が買うのを禁ずるとか、
考えられるようなことは何でもやっています。
でも、輸出がふえてお金がふえ続ける限り
防ぐことができないわけですから、
基本的な問題は何一つ解決していません。
2月は1ヶ月だけで日本円に換算すると3兆円も
人民元が印刷されて民間に渡っています。

そういうことが今後も続くとしたら、お金の大洪水です。
政府の人もお手あげですから、
私たちとしてはせめてその中へ落ち込まないように
用心する必要があります。
日本で一番ひどい目にあった人は
銀行から借金をした人ですから、
お金のある人は借金をしないこと、
借金をするだけの能力がない人は全然心配ありませんから
どうぞゆっくりおやすみ下さい。


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2007年5月25日(金)

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