中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1772回
ウリさんからのQ(質問):長沙での不動産投資

毎日楽しく拝見しております。
今日は不動産投資についてご意見を頂戴したく、
キーボードに向かいました。

夫が湖南省長沙に単身赴任(ホテル暮らし)しており、
私も昨年、現地を訪れました。
日本の地方都市のイメージとは違い、かなりの大都市ですが、
上海などに比べると
外資の進出もまだまだこれからといった感じです。
しかしヘッドラインニュースでは
長沙の土地の上昇率は上海を上回るなどと出ています。

そこで、一等地に手が出るうちに
マンションの一室でも買っておけばいいのにとも思うのですが、
Q先生は日本人と中国人の投機気質などの違いで
不動産投資よりも不動産株投資の方が良いと、
一貫して勧めていらっしゃいます。
外国人の住居やコミュニティも発達していないこの都市で、
不動産を購入することはハイリスクでしょうか。


■QさんからのA(答え)

いま中国は全体として
過剰流動性による資産インフレの風が吹きはじめた所です。
一番先頭に立っているのはもちろん上海ですけど、
大都市を中心として、それがだんだん地方まで広がって行きます。
最近は長沙あたりも
そういう動きがあるようになったときいておりますけども、
もちろん上海とは比べ物になりません。

地方都市で不動産投資をするなら、
自分がその不動産を使う前提で買うならよろしいんですけど、
もし中国における不動産投資という考え方だったら、
一番値上がりする所の
予算の範囲内で買える小さな物件から始めるのがいいと思います。
しかし、やってみればわかることですけども、
中国で不動産投資で産を成すのはかなりの勉強と覚悟が必要です。


←前回記事へ

2007年7月8日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ