中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1802回
さつきさんからのQ(質問):ガマンする時?

中国の過剰流動性の恩恵を受ける企業として、
先生も何度かコラムで触れていらっしゃる、
レッドチップ銘柄の「越秀投資」に注目しています。

一株資産も株価とあまり変わらず、
同業他社に比べて割安だと感じているのですが、
株価の腰がかなり重いように思えます。
私が広東へ行ったときは、
町の一等地は同社の所有物件ばかりで、
この企業はかなり有望だと感じていたのですが、
こうも株価の動きが鈍いと、
何か問題があるのかと勘ぐってしまいます。

ここは先生がよくおっしゃるところの「我慢する」時なのでしょうか。


■QさんからのA(答え)

いま私が言っている過剰流動性と
越秀投資の会社を直接つないで考えたことは一ぺんもございません。
あなたが勝手にそう思っているだけのことで、
そう思っている理由は
越秀投資は不動産開発の仕事だということだと思います。

越秀投資は一頃に比べて株価は何倍にも上がりました。
でも広州という限られた地域で仕事をやっているので、
全国的スケールでやっている会社から見れば、
一地方の企業ということになります。
株価もしばらく動いておりませんが、
中国全体で過剰流動性が大きな波になって
不動産全体が値上がりする方向に動けば、
そのおこぼれをもらう立場にはあると思います。
それを資産インフレの銘柄として受け入れるかどうかは、
ご自分で判断して下さい。


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2007年8月7日(火)

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