中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1817回
スタイルワイナリーさんからのQ(質問):雲南省のブドウでワインを

邱先生
初期の作品から近著まで、
先生の著作を拝読するたびに尊敬と敬愛の念が高まるばかりです。

さて、先生は最近のコラムに
雲南省の農産物加工に意欲をお持ちだと書いておられます。
私は雲南省のブドウもしくは果汁を国内に持ち込んで
ワインを作りたいなあと思っています。
理由は私が極東の野生ブドウを主原料にした
ワイナリーを計画しているからです。(今秋稼働の予定です)
聞くところによると雲南省には
野生に近いブドウがたくさんあるそうで大変魅力的なのですが、
わざわざ国内に持ち込んで醸造するメリットが有るのか
という疑問もあります。
先生のご意見をお聞かせいただきたくお願い申し上げます。


■QさんからのA(答え)

雲南省の作物の中で
皆さんに一番知られているのがプーアール茶というお茶です。
ほかに葡萄の栽培もやっているし、コーヒーの栽培もあって、
いずれもみな問題がないわけではございません。

私はその中で
中国人が豊かになったらワインを飲むようになるだろうし、
またコーヒーを飲むようになるだろうと考えて、
その二つとも色々調べましたが、
結果としてコーヒーをやることにしました。
葡萄を植えてヨーロッパ並みのワインをつくろうとしたら、
葡萄の苗からはじめなければならないので、
ちゃんとしたワインをつくるのに15年はかかってしまいます。
この年からはじめたのでは間に合わないので、
3年で実のなるコーヒーに手を出したのです。

中国に行ってやるのなら
中国人には作れないような立派なものをつくらないと、
日本人が行ってやる意味はありません。
それをあなたのように葡萄の実とかジュースを日本に持ってかえって
加工するなんてどうして発想するのでしょうね。
品物には足がありませんけど、人間には足があるのですから、
人間の方が行くべきじゃないかと思います。
私はコーヒーをはじめてこれで4年になりますけど、
赤字が消える可能性はまだ何年も先のことになります。
あなたにそれだけの覚悟がありますか。


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2007年8月22日(水)

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