中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1834回
TTさんからのQ(質問):米住宅バブル

先生、いつも楽しみに拝見しています。
最近話題になっている、
アメリカの住宅バブルについて質問があります。
ITバブル破裂後の低金利と住宅価格上昇を背景として、
低所得者層へまで住宅ローンが拡大しました。
今度は、金利上昇と住宅価格下落という逆回転が起こり、
ローンの焦げ付きが増加し、
証券化した債券を購入したヘッジファンドが
いくつも破綻しております。

この住宅バブル崩壊の影響が、
経済さらには株式市場にどのような影響を与えるか、
見通しをご教授ねがえませんでしょうか?
特に中国経済・中国株にどのような影響を与えるのか、
大変気になっております。


■QさんからのA(答え)

アメリカの景気を維持するために、
不動産投資にお金を貸すことが続いていましたのが、
いずれ清算しなければいけないところまできたということだと思います。
それは、早いか遅いかで必ずくることなんですね。
それがくるとアメリカの今日の経済の弱点が露見するわけで、
ニューヨークで起ったことが世界中に波及したんだと思います。
本当はそういう融資をした銀行がかぶることですけれど、
そのお金も大抵、投信で集めているということですから、
そのお金を出した人たちがみな慌てふためいたということです。

どこかでお金がひっかかれば、
影響を受ける人は当然あるわけですけども、
世界中の財産がなくなったわけではありません。
財産の評価の変化の影響を受けるところは損をしますけど、
世界中がそのおかげで具合が悪くなるわけではありません。
殊にいまは中国も好調だし、
ヨーロッパもアメリカとは一線を画す動きですから、
一ぺん波をかぶっても、それぞれにまた立ち直って、
アメリカ中心の世界経済が
これからアジアとヨーロッパと三つに分かれる。
つまり統一のあとの三国志とお考えいただくのがいいと思います。


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2007年9月8日(土)

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