中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1935回
蝶のようにさんからのQ(質問):買いは入れますか

先生おはようございます!
最近はもっぱら原油高とか、サブプライム問題とかで、
為替や内外の株式市場が波瀾含みの展開となって来ましたね。

そこで、質問でございますが、
先生は今回の中国株の値下がりの過程で、
買いは入れられているのでしょうか?
それとも全体としては、高値を付けた直後でもあるので、
次回に備えての様子見といったところでしょうか?
一例でございますが、
私はせっせと七星購物に買いを入れております。
年初来安値から9倍に値上がりしたこの株も、
高値から5分の1まで下落して、
今では0.3香港ドル割れ(11/23現在)の水準です。
このまま下落するとひょっとして、
年初来安値に顔合わせなんてこともあり得るかもしれませんね。

この銘柄に限らず、値下がりする時は、
値上がりする時以上に激しい中国株ですから迷うところですが、
今回の相場のスタンスとしては、
余力があるなら小刻みに買い下がる方がよいでしょうか、
それとも買場はもっと先にあると見据えて静観すべきでしょうか。


■QさんからのA(答え)

株は上がっている時よりも
下がっている時の方が忙しくなると思います。
下がっている時はいい株も悪い株も一緒に下がりますので、
入れ替えるにはいいチャンスです。
ですから気がついたら
自分が欲しいと思っていた株に変わっていたと言うのが
下がっている時なんです。

原則はそうですけど、
あなたが今夢中になっている七星購物の会社は
株数が多くて値段が安くて、
みんなの投機の対象になっておりますので、
非常に上げ下げの激しい株になっています。
テレビショッピングは中国ではまだ始まったばかりですから、
将来性があると思うんですけど、
中国人は自分で手にとって見ないと買わない人が多いので、
販売の対象になる商品が自ずから限定されてきます。

七星の場合は携帯電話とか生命保険とか、
いままで人が考えてもいなかったような物を売って、
それなりの業績をあげております。
但し、まだ資本金にも食い込んでいますから、
それが正常な状態に戻るのに、
恐らく少なくとも来年の末まではかかるとみております。

その間みんなにおもちゃにされておりますので、
そこに力が入りすぎると、自分がいつの間にか
マカオの博打場のカウンターに並んでいるようなことになります。
ですから一つのお盆の中に
自分の持っている卵を全部載せて歩かないように気をつけて下さい。


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2007年12月18日(火)

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