第2019回
■コドエモンさんからのＱ（質問）：現地で起業か進出か

先生、初めまして。
私は韓国人です。
いつも勉強になるお話をありがとうございます。

私の目標は外食産業のチェーン店を作ることです。
日頃の先生のお話にある通り、
これから大きく発展するとは考えにくい日本で
ビジネスを起こすよりも、
"パイが大きくなっていく"ことが確実な
中国での方が良いというのは正論であると思います。
以前はある程度日本でビジネスが軌道に乗ってからの
中国進出を考えていました。
しかし今は日本で仕事の進め方やノウハウを学んだ後で、
事業を始めるのは中国でと考えています。

一般的に中国語や中国の事情に明るくない人物が
将来的に中国でのビジネスを考えている場合、
とにかく一刻も早く現地に行ってそこから始めるのが正しいのか、
それとも既に分かっている場所で地盤を築いてから
中国に渡る方が良いのか。
よろしければ先生のご意見をお聞かせ下さい。
ご健康とお幸せをお祈りしております。

■ＱさんからのＡ（答え）

同じ外食産業をやるとしても、
もう既に飽和状態にある日本でやるよりは、
中国でやった方がチャンスは大きいと思います。

経済が発展しはじめると、
真先にお金を使うのは食べることですから、
いま中国では次々と新しい外食産業が展開されています。
私の守備範囲内でも、
あなたと同じように韓国の人ですけど日本出身の人が
いま成都に行って焼肉屋さんをはじめて
大変な勢いで伸びております。
その人は実家がそういう仕事をやっておりましたので、
多少の経験がありますけど、
よその土地でやるのはまた別なことですから、
全く新しい体験をしている所です。
うちのホームページでも本人が書いておりますので、
それを参考にして下さい。

外国で仕事をやる場合は、
あれこれ思案しているよりも、先ず現地に行って
言葉やその土地の習慣を覚えることからはじめるのが
一番効果的だと思います。