中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2031回
きこりさんからのQ(質問):製紙業の今後

いつも私たちのあつかましい質問に
真摯にお答えをいただき有難うございます。

今回は製紙メーカーについて質問させていただきます。
紙の需要は今後とも増えていくのではと、
以前に理文造紙と玖龍紙業を最近、恒安国際を買いました。
気(木)が多くてこまりますが・・

理文造紙と玖龍紙業は良い時は2、3倍になりましたが、
最近は買ったときの値段近くまで下がっています。
原料や燃料の値上がり、
製紙業は公害のことも影響しての低迷と思いますが、
将来性はあるのではと、我慢料を払って持ち続けようと思います。
先生のアドバイスよろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

製紙業界が低迷しているのは、
何も紙だけの問題ではなくて、
中国全体の産業界に新しい変化が起っているその影響
とお考えいただいた方がいいと思います。

紙は中国でも経済が発展すると需要の伸びる仕事の一つで、
王子製紙を見てもわかるように、
中国に進出してやろうと思っている仕事は、
千億円台の投資を必要とする大きな規模のものです。
それに対抗する中国の同業者も当然あります。
従って一時的に株価が下がるようなことがあっても、
もうしばらく経ったらまた息を吹き返すことは当然考えられます。

ですから、そのまま我慢して持っている
というのも一つの方法だし、
安い時にナンピンをかけてさらに買い増す
ということも視野のうちに入れていいと思います。


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2008年3月23日(日)

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