中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2127回
凌さんからのQ(質問):ITでアメリカ復活?

いつもお世話になっております。
アメリカ経済とドルについての質問です。

先生は長期的には米国衰退とドル下落は免れず
最終的には100円程度に落ち着くのでは・・
とお答えされていました。

確かにアメリカは物作りを放棄した国ですし、
取り得の金融もサブプライム問題でガタガタになっています。
しかし、アメリカにはもう一つIT関係の情報産業があるのでは?
と思うのです。
マイクロソフト、ヤフーといった世界的な情報産業がある限り
米国経済は今後復活し蘇るという読みは出来ませんか?
先生の見解を教えてください。


■QさんからのA(答え)

私はドルが衰退して
やがて世界の基軸通貨としての役割が終るということを
ずいぶん昔から言ってきました。
最終的に100円で落ち着くといったことではありません。
今回の動きにしても当分は100円のところに止まるけれど、
やがて基軸通貨としての役割を降ろされる時が来ると見ています。

あなたはITにアメリカを救う力があるんじゃないか
と考えているようですけれど、
船が沈む時はいくら水を汲み出しても結局は沈んでしまいます。
ましてやIT関係は
はじまってからそんなに長い間経っているわけではないし、
しかもこの分野は台湾から行った留学生たちが
縁の下の力持ちになってできあがって行った物です。
ヤフーだって台湾の人がつくったものです。
こういう分野は最終的には
人間の頭脳と人口の多い少ないが決定しますから、
アメリカからはじまったからアメリカと思うのは間違いです。
いまアメリカの自動車業界が
日本に攻められて四苦八苦しているように、
IT業界でもやがてそれに似たことが起ると考えた方が
現実的ではないでしょうか。


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2008年6月27日(金)

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