中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2181回
頑張る私さんからのQ(質問):結婚式ビジネス

邱先生、こんにちわ。
株はやりませんが
ビジネスのお知恵をいただきたいと
いつも拝読いたしております。

さて、過去ログを拝見しておりましたところ、
2005年3月頃に先生が
『結婚式ビジネス』について
何度かお書きになっておられました。
私は数年前まで、
日本で結婚式場の中の旅行会社で勤務しており、
ハネムーンを多数扱っておりました。
また、結婚式場の中の様子も少しは垣間見ております。
現在深センに居りますが、
台湾系の洋風写真館が
町じゅうにあることは知っておりますが、
中国人の友達から聞くに、
お式自体の形式は発展しないままと感じていました。

先生の『陶朱公館』を検索してみましたところ、
レストランとしては有名で、
色々拝見することが出来ました。
その後、結婚式ビジネスの方は
もう始められておられるのでしょうか?
2003年の記事でしたが、
その後、結婚式ビジネスの発展見込みは
どのようにお考えでらっしゃいますか。

今の私は、深センにて起業しまして
少しずつ会社を軌道に乗せております。
さらに近い将来の
「サービス業関連」の
ビジネスチャンスを探しているところです。
大変興味のある分野ですので、ぜひ教えてくださいませ。


■QさんからのA(答え)

中国では経済が発展して、皆の懐具合が良くなるにつれ、
同じ結婚式をやるにしても、
昔よりはお金も使いハデにやる方向にあります。
そういうことを考えて、
自分のところの設備を結婚式に使えないかと
色々勉強しましたけど、
中国で結婚式に使うお金は、
今北京でも平均して4万元、60万円程度なんです。
しかもその結婚式は場所によって
夜やるところと、昼やるところとありまして、
結婚式のためだけに場所を改造しても
採算に乗らない場合が多いようです。

現に台湾の人たちが
中国でやっているのを見ても分かるように、
写真を撮るのと
花嫁衣裳を貸す仕事くらいしかお金にならないので
日本でやっているような至れり尽くせりのサービスは
まだ見られません。

うちのレストランを結婚式場に使おうとすると、
色々難しい条件を充たさなければならないし、
結婚式のためだけにそれをやっても引きあわない、
という結論に達して
話はまだ先に進んでおりません。


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2008年8月20日(水)

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