中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2184回
キッチンガーデンさんからのQ(質問):農業を救う方法

いつも大変参考になるお話をありがとうございます。

「美味しいものを食卓に」との思いで農業に取組みました。
まだまだ家庭菜園の延長線上ですが、
新鮮・安全・おいしいを柱に野菜の生産に励んでおります。

農業は第一次産業であり、
食事をしない人は世の中に一人としていない
すべての基礎を担っている職業のはずです。
なのになぜこんなにも重労働で
なお且つ利の少ない職業なのでしょうか?
若い人達が素晴らしい職業として取組めるためには
どのような方法、手だて、考え方があるのでしょうか?
お教えいただきますようお願いいたします。

 


■QさんからのA(答え)

これだけ人口が増えているのに、
農業に従事する人が逆に減っていくことになれば、
食糧は将来大問題になるのは当然のことです。

さしあたり自分の家の野菜くらいは
自分で作った方がいいと言って、
うちの奥さんなんかは隣り近所の空地を買って、
畑をやると言い張ったことがあります。
一坪500万円の土地を買って畑にするんじゃ大変だと
私が文句を言って、やめさせましたが、
その後、坪3000万円に値上がりしました。
だから言ったでしょうと、私の方が笑われたことがあります。

そんな将来の先の先まで見通した対応は別として
ロシアの人がやっているような
週末に畑をやるくらいのことはいいんじゃないでしょうか。

でも将来は食料品を農業的な生産の仕方ではなくて、
工業的な生産の仕方に切り替えてやる時代が来ると思います。
今はバイオではダメだなんて言ってますけども、
そんなぜいたくを言ってられない時代が、
必ず来ると思います。


←前回記事へ

2008年8月23日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ