中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2223回
JUNさんからのQ(質問):東江環保について

毎日、貴重なご意見を拝見させていただきありがとうございます。

さて、このたびは
東江環保についての見解をお尋ねさせていただきます。
何と言っても、現在の中国では環境の改善が大きな課題であり、
そういう意味では廃棄物処理を主な事業とする
当社の価値は大きいと思います。
しかしながら、売上や純利益も毎年順調に増えているのに対し、
株価のほうは下降の一途です。
これもファンドによる投売りの影響かという感じを持ちつつ、
我慢の上に保有しているところです。

そこで以下の点について
先生のお考えをお聞かせいただけたら幸いです。
株主配当についてですが、東江環保の場合、
2005年の期末配当を最後に無配となり、
今年の中間決算でも予定されていません。
配当は出さなくても、
さらに大きな利益を生むための原資として有効活用されれば、
文句もありませんが、利益は毎年増えているにもかかわらず
「無配」が続いている状況では。
株主よりも資金繰りのことを優先させる経営者だと
割り切って考えるべきでしょうか?
また、出来高の低さも以前から気になっていたのですが、
どう考えるべきでしょうか?


■QさんからのA(答え)

東江環保は今の中国で時流に乗った事業の一つです。
商売も順調だし、
毎年の売上げや利益もトップクラスの成長を続けております。

それなのに配当をしないのは、
一つは中国の経営者が上場とは何かをまだよく理解していなくて、
株主を大事にすることがあまり頭にないのです。
もう一つは中国の銀行制度がきちんと出来てなくて、
金繰りが忙しいときに銀行が相手にしてくれないので、
その時のためにお金を手元に残しておきたいと考えるからです。
私も親しくなった会社の社長さんには、
株主のことも考えてやって下さいと言っています。
私の言うことをきいて
それからやるようになった会社が何社もあります。
東江環保の社長にはまだ言うチャンスがなくて、
そのままになっていますが。

でもオリンピックが終わったあとは
経済振興のために、政府が公共投資に力を入れます。
汚水処理はその中の一つですから、
これからの成長産業であることに間違いはないと思います。
経営自体は順調に行っておりますので、
産業界全体の株価が戻り足になるときは、
その先頭に立っている会社の一つと見ております。


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2008年10月1日(水)

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