中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2260回
loshehk2003さんからのQ(質問):市場に感じる違和感

Q先生、こんにちは。
最近の中国株の動向について、教えてください。
又、私が感じる違和感についても、出来ればアドバイスをください。

基本的に長期投資型(平均5年程でしょうか)で、
先生の言われる”ボックス型”の取引を行っていますので、
昨年の高騰から今年の3月の下落期間にも、
最高値ではありませんが売り過ごし、多少の利益を得ました。
しかし、今年5月の反発を”本物”と思いこみ、
下落の特徴である三頂を見誤り、今はめぼしい企業の株を
「ナンピン買い下がり」を模索・実践しているのが現状です。
下落している株を買う行為は、とても辛いですが、
昨年の高騰時に毎日・毎週の持ち株の高騰に、
どうして良いのかわからず株価を眺めていた時の違和感と、
思うに多分似たような心境です。
損益確定された”お金”を再度、フローティング(市場)に
投げ出す勇気に、多分にためらいは無論在ります。
でも今までとは違う面前にとほうもない
闇のような物を感じています。

この違和感は・・株式投資の経験は20年程になりますが、
何が、今まで投資環境と異なっているのでしょうか、
また中国株に近視的になっているのでしょうか?
先生、又、ありきたりですが、ご自愛ください。


■QさんからのA(答え)

今世界的に起っている現象は100年に一ぺんあるか、
少なくとも1929年の大恐慌に次ぐ大きな変化ですから、
あなただけでなくて私にとっても初めてのことです。

もし全く同じことなら、
昔と同じ考え方で対応すればいいわけですから、
人間年を取っているほどお金持ちのはずです。
でもそうならないところを見ると、
年とは関係なく皆慌てさせられる新しい原因があるわけで、
それを読みきることは難しいんです。
ですからそういう場合に、
どう対応するのが正しいかという勉強をすべきです。

大きな変化にも慌てずに対応できる人は、
それこそウォーレン・バフェットさんみたいに、
時間が経てばますますお金持ちになることも起ります。
また一流会社の社長さんも、
どんなに株が暴落しても売ることができずに持っていたおかげで、
お金持ちになったわけですから、
あなたもその社長さんたちのマネをして、
慌てないことが一番大切だと思います。


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2008年11月7日(金)

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