中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2459回
クリエイターさんからのQ(質問):外国人が成功するには

私は映画の監督をしております。
長編映画が作れるよう、今邁進中です。

そんな中で、今一つ気にかかることがあります。
「アメリカンドリーム」ということばが日本では存在しないように、
日本では、なかなか外国人が成功するという機会が
比較的恵まれないと聞きます。
一頃、インド人のIT技術者などこぞって日本を諦め、
アメリカに向かったという時代もありました。
風習の違いやビザの問題、
外国人の定住を容易に許さないということも
背景にあると思われます。
「移民1000万人構想」など
外国人労働者を受け入れようとしている今日ではありますが、
等しく外国人が日本の土壌で成功するという機会を
与えられておかしくないとも思うのです。
そうでなければ魅力的な国にはならないと思うのです。

そんな中にもかかわらず、不躾ではありますが、
邱さんが成功された要因、日本でやってこられたメリット、
デメリットなど真剣にお伺いしたいと思っております。
もちろん、邱さんの才能、資質によるところが
大きいと思われるのですが、長年やってこられた大先輩から、
ぜひともご意見いただければと思います。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

日本で外国人が成功するのは、そう容易ではありません。
日本人は排他的か、それとも比較的大らかかと聞かれたら
かなり排他的な面も強いと思います。

しかしだから日本で成功できないというわけでもありません。
日本で成功するためにはどうすべきかを考えればよろしいわけで、
外国人であるがために受け入れられる場合もあるし
現に最近は台湾や韓国のスターだって
日本で大変なファンを持つようになっております。
ですからどうすればいいかというのは
職業によっても人柄によっても、
また活躍する分野によっても違うと思います。
次の時代の人たちは
もっとグローバルな物の考え方をするようになりますから、
昔のことにこだわらないことが大切ですね。


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2009年5月25日(月)

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