中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2516回
■ウリさんからのQ(質問):鄭州燃気

毎日楽しみに拝見しております。

鄭州燃気が先ごろ10対1で株式併合をしました。
株式分割は株数が増え、
分割後に下がった株価も企業状況がよければ
戻ってくるといわれますが、
併合の場合、少数株主を排除してしまうため、
市場での人気がなくなるとも言われます。
会社としても株主としても何かメリットがあるのでしょうか?
配当は2%→10%台に上がるようですが・・・。
宜しくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

ガスの株はかつて私が注目した業種の1つです。
日本では例えば東電と東京ガスは、
東京に住んでいる人にとって必要な
一番基本的なエネルギーを提供するところですけど、
中国の場合は電力の方が先に発展してガスの方が遅れているので、
ガスが追い付くために
成長力にスピードがかかるから注目してくださいと言ったのです。
その例として取り上げたのが鄭州燃気です。

なかなか上がらなかった代わりに
他の株がめちゃくちゃ下がったときも下がらなくて、
持っている人はホッとした時期もあります。
最近では1株あたりの額面を10倍にしましたので
80銭90銭だった株が8元とか9元になってますけど、
そうした入れかえが
株価に対して大きく影響することはないと思います。

自分の株が10分の1の株数になっただけのことですから、
よけいな心配をすることはないんじゃないでしょうか。


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2009年7月21日(火)

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